広告のレイアウトの法則
1 ゴールを設定する
広告のレイアウトを考える前に制作物のゴールを設定をしましょう。ポスター、チラシの広告デザインには目的の最終ゴールと、目標としての視線誘導のゴール2種類があります。
動機→目標→目的
2 チラシや広告のゴールを設定する
通常は紙面左から右、上から下へと自然に視線は誘導されます。人間の記憶では最後に見た物、聞いたことが一番強く印象に残ります。紙面の中で一番最後に見てくれる場所をゴールと設定し、その部分を強調すれば、広告の効果も高い事が分かります。
3 視線の誘導
【視線誘導の特殊な例】
視線の誘導でも通常の流れから逆らう手法として強烈な色味やインパクトの有るビジュアルで誘導します。矢印や指で方向を指示するなど方程式外の手法は有りますが、普通の視線の流れをまずは覚えることが大切です。
日本語は縦書き横書き両方を混在させて使うことが出来ますので、その点でも視線誘導は複雑です。上級者になれば自由にアレンジしても上手くレイアウト出来ると思いますが、広告は冊子と違いページの概念が有りません。裏に情報が有る場合も有りますが、まずはこの2種類のレイアウトを基礎としてテクニックの幅を広げることが上達の近道です。
視線誘導をにより各自の設定したゴールへユーザーを導くことはデザインテクニックの基礎です。この様に一つの広告を作るにも適当に写真に説明を付けて出来上がりでは無く、緻密に計算されて作られています。その計算が出来ていなかったり、最初から論理的に思考されていない広告は結果がでません。
レイアウトグリッド
デザインレイアウトは見出しや、本文の文章テキスト、写真、イラスト、図版などの情報を組み合わせて、コンセプトとしての狙い通りに受け手に伝える事です。そして、文字には大きさ色、書体。写真の扱いは(1)角版と(2)抜き版があり、文章のレイアウトには(1)左揃え(2)右揃え(3)センター揃えがあることは基礎になります。
レイアウトの第一法則は辺の延長線を揃えること。これに尽きます。写真や文章のブロックが単独で置かれていないように注意をしましょう。
また、いくつかの優れた広告を分析して、その要素を取り入れることも大切です。例として、大きな角版写真は紙面より断ち切りにして、写真とキャッチコピーを重ねセンターライン中央に置くときれいなレイアウトの広告になります。